花粉症の人が増え続けています

今や日本は、春先になるとどこもかしこも花粉症の人だらけになります。これは国民病・現代病などと現在では呼ばれています。ではなぜ花粉症の人口がこれほどまでに増加したのでしょうか。
花粉症の増加の原因は主にふたつで、ひとつは花粉症の原因である杉の木の植林が増えたこと、もうひとつは、住環境や食生活などの変化による免疫力の低下といわれています。

ひとつめの杉自体の植林が増えたことについては、戦後になってから国の政策のひとつとして全国に多くの杉の木が植林されたことが要因となっています。日本の森林面積のおよそ30パーセントを占める杉と檜の林のやく90%は、この政策により植林されたものといわれています。杉や檜は建築に適しており、加工もしやすいことから戦後の資源不足を補うために相当の数が植えられたようです。この高度経済成長期のしわよせが今になって花粉症という形で現れてきているともいえます。

もうひとつの要因として、住環境の変化や食生活の変化が挙げられます。花粉症に直接かかわる要因としては、蛋白質や脂肪の多い食品がアレルギーを起こしやすい体質にさせているのではないかと考えられています。つまり、昭和40年代以降の食生活の変化として、野菜を食べない、偏った食事を摂る、インスタント食品が登場、ジャンクフードが上陸、食品添加物の流行などが挙げられます。そのため、栄養バランスの悪い食事になりやすく身体の免疫力が低下し、結果花粉症にかかりやすい体質の人が増えてしまったと言われています。

また、住環境の変化も食生活の変化と同じく、清潔で気密性の高い空間に長く居るようになり、細菌やウイルスなどからの免疫力が低下したためとされており、またほこりやダニ、ハウスダストなどでアレルギーを持つ体質の人が増えたためとされています。

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