インフォームドコンセント
病院に行っても市販の薬を飲んでも花粉症が治らないのは、個人差があるからです。症状が似ていても、やはり人によって違ってくるので、同じ薬・同じ治療方法でも治る人・治らない人の差がでてくるからです。そういったことから、花粉症患者の治療満足は40%と低いのです。
治療の満足度が低い理由には、もうひとつ原因があります。今の医療で重要化されている「インフォームドコンセント」(説明と合意)が、花粉症では十分にされていないからです。
なぜ春になると鼻水が出るのか、目がかゆくなるのか、鼻づまりがひどくなるのか…実は同じスギ花粉症でも、その症状や程度は患者さんごとに違ってきます。しかしスギ花粉のシーズン中は、いつも診察室から患者さんがあふれかえっています。ですから、多くの医師たちは「花粉症ですね。」の一言でほとんど詳しい説明もすることなく、通り一遍の治療をしてきたのです。
ですので、花粉症の専門医がやらなくてはならないのは、いったい何がこのような症状を出させているのか、患者さんひとりひとりに科学的に解明していくことです。そのうえで、患者さんがどのような治療を望むのか、花粉症のシーズンだけ症状を治せばいいのか、その患者さんに合った最適の治療法を提供する…これが、現代の本来の「花粉症」治療であり、少ない満足度も上昇するのではないかと思います。
自分はどのタイプの花粉症なのかというのを知り、自分の花粉症は治らないんだと諦めてしまわないことが大切です。